物損事故
- 単独での事故をおこした
- 車や物が傷ついたり壊れた
- 事故直後はどうしたらいいの?
- どこまで補償してくれるの?
- 保険の事を誰に相談していいのかわからない
物損事故と人身事故の違いは???
交通事故により物(自動車など)が傷ついたり壊れたりして損害が発生したが、
ケガ人はおらず人的な損害は発生していない交通事故のことをいいます。
対して、ケガ人が生じて人的な損害が発生した場合には、人身事故といいます。
人身事故にケースでは、道路交通法や自動車運転処罰法により、懲役や罰金などの刑事処分を受けることがあります。
通常の物損事故のケースでは、人身事故と異なり、刑事処分の対象となりません。
物損事故により請求できるもの
①車両の修理費
交通事故で車が破損した場合、被害者は車の修理費を請求することが出来ます。
ただし、修理費用は原則として、その車の時価額が限度となります。
②代車費用
事故により車が使えない状態となり、車が使えないため修理期間や車購入までの間に、代車を使用した場合の費用を請求するこ事ができます。
買い替えだと2週間、修理だと1ヶ月の期間を代車使用料として認められることが多いです。
③評価損
事故によって中古車市場価格における売却額や、下取り額が下がった分の損額を請求することができます。相手方の保険会社は全額を認めない事が多いです。
④休車損
営業車(タクシーやバス)が破損した場合、修理期間や買い替え期間の間、生じたであろう収入についての損害を請求できます。
⑤レッカー代
破損により自走が困難で、移送のためにレッカー車が必要となった場合にはレッカー代を請求できる場合があります。
⑥家屋・設備の損害
物損事故で家屋や設備が破損した場合、修理のための相当な工事費用が損害となります。
営業ができなくなった場合には、店舗の工事費用の他、休業期間について営業損害が認められます。
⑦積荷その他の損害
トラックに積まれていた荷物が破損したり、車内にあった価値のあるもの(パソコンやスマートフォン)が破損、身に着けていた衣類や眼鏡などの携行品が破損した場合には、その損害を請求することができます。
物損事故の流れ
①交通事故発生
突然の出来事に気が動転してしまうものですが、後々の為にも気持ちを落ち着け、警察への通報、相手の確認や事故状況の記録、保存などを冷静に行わなければなりません。
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②警察から事故状況の確認
事故現場に警察が到着したら、被害者加害者の双方から事故状況の聞き取りが行われる事が多いです。(事故発生日時、立会人の氏名、事故車両のナンバー、損害状況など)
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③示談の開始
実況見分の上、物損事故として処理された場合、損害賠償額について示談が開始されます。
示談交渉では交通事故による様々な経済的・精神的障害を、相手保険会社に和解金として請求できます。